本放映当時、中学生だった僕にとってはど真ん中のストライクな作品で、当時はZガンダムよりも好きだったし、10代の間は一番好きなアニメと問われるとこれを挙げてた。時期的には、ややZガンダムが後かな?たしか、途中で放映時間が変わっちゃって、後期は金曜日の17時半とかになったんだよ。それで部活にでると見れなくなったので、最後はかなりさぼって帰ってた(笑)。主題歌がOP、ED共に名曲でねー。OPは、全編英語の詞という、多分の日本製テレビアニメのはじめての快挙だったんじゃないかな。それに、今だと結構普通に使われている手法だけど、最初に本日の見所をまとめたカットが1分くらい入って、その後OPとなるのも、バイファムがはじめてだったと思う。一生懸命、英語の詞を覚えたよー。それと、ED。これがまた癒し系な暖かい曲でさ。好きだったー。♪ねばーぎばーいまいきなりー、ねばーぎばーだきよせてー、ねばーぎばーきすーしたらー。ねばーぎばーねばーぎばー♪
半分は、宇宙を旅しながら敵と戦って様々な悲劇が起きるという物語なんだけど、それ以上にこの作品が素敵だったのは、ハートフルコメディなエピソードだ。例えば、主人公のロディは弟思いで、弟フレッドと一緒に風呂に入って、「耳たぶの後ろは垢が溜まりやすいからよく洗えよ」、なんてことを言うシーンとか、軍事マニアの男の子ケンツは、風呂に入る時いつもひとりでこそこそと入るからみんなでこっそり除くと、まだ蒙古斑があって、いつも強気なケンツがみんなから笑われて大慌てするシーンとか、カチュアがククトニアン(ククト星人)であることがわかり、ケンツが敵だーと叫ぶと、カチュアを大好きだけど無口なジミーが泣きながら「カチュアにあやまれー」とケンツに噛み付くシーンとか、年長で頼りないリーダーのスコットをそっと力づけるクレアとか、幼少のルチーナとマルロの可愛さとか、あと他にも、バーツ、ペンチ、マキ、シャロン達が、元気に怒ったり泣いたり笑ったりしながら旅を続けるその姿は、他のロボットアニメ作品にはなかなか見ない、バイファム独自のオリジナリティだったな。多分、当時の僕が一番年長のスコットと同い年ぐらいで、年下の子供たちの面倒見もよかったので感情移入しやすく、まるで一緒に旅しているかのような気持ちで見ていた気がします。
この作品は人気があったので、OVAで総集編、番外編、続編が作られました。それも見たし、そこまで含めて僕は世界にはまり込んでましたー。音楽集アルバムも何枚か買ったしね(レコードだったなー)。その後、何年前だったか不明だけど、結構最近、リメイク版みたいなのが作られた。一応、見た筈なんだけど記憶が無いのは、他の、例えば初期のガンダムやダンバイン等々は年を取って大人の目線で見てまた違う面白さが見えてくるところがあったんだけど、バイファムは逆に子供の目線を描いた作品だったので、年を取るに連れ子供の頃感じたちょっとした感動や夢みたいなものをいつのまにか忘れてしまって、ピンとこなくなっちゃったのかもしれない。そのリメイク版のちょっと前に、本放送以来久しぶりにバイファムも見たんだけど(それまで再放送がなかった)、それも子供の頃程は惹きこまれなかったんだよなー。切なひー。でも、またあの頃から随分経った気がするから、今見直してみたらまた違った思いで見れるのかもしれない。
最終回、13人は最後の追撃者(ミュラー?)を撃退しなんとか地球軍に保護されるんだ。それをきっかけに、地球とククト星の間では友好条約が結ばれる。地球に帰れることになり喜ぶ子供たち。ところがカチュア(前述のとおり、彼女はククトニアンね)は一緒に地球に行こうと誘われるが、自分の両親を探すために、みんなと別れることを決意する。カチュアを大好きなジミーも一緒に行くことを選ぶ。そして、別れ。去っていくカチュアとジミーを送るために、友情の証である紙飛行機を弾丸に詰めて主砲で打ち出す11人。宇宙に舞う紙飛行機の大群。♪きーみーはしょーねんー、むねーのーなーかはー、あかるいーゆめがーひろーがるー、あるーきだーせばー、またーみーらいへー、ちかーづくー、きーみーはすーてきー♪
フレッド「兄さん、ジミーとカチュアにまた会えるかな?」、ロディ「いつかきっと会えるさ!絶対に!!」



